2026年1月24日に、毎年恒例の外国語学部北米地域研究コースの卒業論文発表会が行われました。石井紀子先生、出口真紀子先生、飯島真里子先生の各ゼミに所属する学生が参加し、計13名の2025年度卒論提出者が発表を行いました。北米研究コースだけでなく、アジア研究コースからも複数の発表があり、テーマは多岐にわたっていました。発表は、社会・経済・教育をめぐる課題、ジェンダーと文化格差、Representations and Identityの3部に分けて行われました。参加者それぞれが、関心のあるテーマを深く掘り下げ、独自性と完成度の高い研究成果を発表しました。
会場には、英語学科の先生方をはじめ、3年生・2年生の皆さん、そして今年1月にご逝去された石井先生のご家族にもお越しいただき、温かい雰囲気の中で発表会が行われました。

私たちが入学した当初は、まだコロナ禍の影響でマスク着用での対面授業が続いていました。そこから留学やさまざまな経験を重ね、それぞれが成長してきました。卒業論文の執筆にあたっては、先生方の手厚いご指導や、ゼミの仲間との励まし合い、切磋琢磨があったからこそ、最後まで書き上げることができました。
外国語学部では卒業論文の執筆が必須ではない中で、私たちはあえて卒論を書くという選択をしました。ゼミには自分のテーマに情熱を持って取り組むメンバーが多く、毎週のゼミでは多くの刺激やインスピレーションを受けました。授業内でのピアリーディングを通して互いに意見を出し合い、より良い論文を目指して努力してきました。それでも卒論を一本の形として完成させるまでには多くの苦労がありましたが、全員が無事に提出を終え、大きな達成感を得ることができました。この経験は、今後の人生においても大きな糧となり、卒論執筆を選択した自分たちに自信を持つことができたと感じています。すべての発表終了後には、坂下史子先生、竹田安裕子先生、山中美潮先生、Marc Kaufman先生、飯島真里子先生、出口真紀子先生より、卒論提出者とゼミ生に向けて温かいお祝いのメッセージをいただきました。先生方それぞれの思いが込められたお言葉に、私たちは大きな励ましと感動をいただきました。
また、発表会の最後には、石井紀子先生を偲ぶ時間が設けられました。英語学科の私たちは、ゼミや授業を通して先生と関わる機会が多く、大変お世話になりました。先生の研究熱心なお姿や、優しさ、温かさは、今も私たちの心に深く残っています。石井先生のゼミ生が “In Memory of Professor Noriko Ishii” というタイトルで動画を制作してくださり、先生との思い出やお言葉、写真を振り返りながら、改めて先生の存在の大きさを実感しました。伝えきれなかった思いもたくさんありますが、先生が教えてくださったことは、私たち自身の学びとなって、これからも私たちの心の中で生き続けていくのだと思います。

英語学科に入学してからの4年間は、本当にあっという間でした。毎週のゼミがなくなることや、友人や先生方と日常的に会えなくなることに寂しさを感じています。まだまだ上智生でいたいという気持ちもありますが、4月からはそれぞれが就職や進学など、新たな道へと進んでいきます。
英語学科で過ごしたかけがえのない4年間への感謝と、支えてくださった先生方や共に歩んだ友人との思い出を胸に、これからも歩んでいきたいと思います。ここまで支えてくださったすべての方々、本当にありがとうございました。
報告担当: 英語学科4年 田中結萌(飯島ゼミ)