Summer Teaching Program (STP)は､夏休み期間に各地の小学校・中学校に出向き、英語の楽しさを伝えるために英語の授業を行う上智大学外国語学部英語学科生のみで構成されているボランティアサークルです。春学期の間に毎週１回ミーティングを行い､授業計画を立て､オリジナル教材を自分たちで作成し､夏の現地ティーチング活動の準備を行います。秋学期には次のティーチングに向けたチームの絆を深めるため、学年を超えた少人数グループでの交流イベント「ハニカミ」などを企画・実施しています。

1968年に､当時学生だった吉田研作上智大学名誉教授が立ち上げた長い歴史を持つ活動で､その間に活動拠点は変遷を遂げてきましたが､2025年現在は室蘭、盛岡、足利、小野田、下関､福岡、カンボジアの７地域で活動しています。

（私たちの活動の意義）
日本では、地方に住む子供たちに英語学習や国際理解の授業を提供し、地域格差によって学習機会が限られている現状を少しでも補うことを目指しています。一方、カンボジアでは、英語を学ぶ環境が十分に整っていない子供たちに対して授業を行い、彼らが将来の進学や就職、国際交流の可能性を広げられるよう、支援をしています。
英語を学ぶ難しさ、楽しさを理解している英語学科の学生が「英語を学ぶ楽しさ」を伝えることを通して、ただの知識を伝えることではなく、子供たちが自らの未来を切り開き、社会に主体的に参加する力を育むことにも繋がっていると考えています。