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ロシア語学科の特色

特色と目的

ロシアについて学ぶべきか?べきでしょう!

上智大学・外国語学部でロシア語を学ぶ、ということはどういうことでしょうか?

◆外国語学部なのだから、ロシア語は徹底的に学びます。
◆外国語学部という名前ですが、ロシア語だけを学ぶのではありません。

上記2点は矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、ロシア語学科での学びはまさに上記2点に言い尽くされています。

本学ロシア語学科でのロシア語教育は、大学の内でも外でも有名です。ロシア語学科では大学前半の2年間で徹底的にロシア語を学んで身につけるカリキュラムが整備されています。週600分にも及ぶ「基礎ロシア語」では、日本人とネイティブの教員がお互いに連携して文法・会話・講読・作文などの語学運用能力を高める授業を進めていきます。日本人教員が使用する教材はすべて学科オリジナルの教科書です。また、ロシア人教員が会話の授業で使用する教材はロシアで出版されている「外国語としてのロシア語」の教科書を使用します。上智大学の学生の間でも、ロシア語学科の勉強は大変らしい、という認識が共有されているほどです。それほどまでに徹底したロシア語教育を行うのは社会の要請でもあります。本学ロシア語学科の卒業生は社会に出た後も、「上智のロシア語学科出身ならば、さぞかしロシア語はできるんでしょうね?」と訊かれるそうです。学科の卒業生は商社やメーカー、マスコミ、外務省・防衛省をはじめとする官公庁など、国内外で幅広く活躍していますが、そうした社会の期待に応えるためにも日本で最高峰のロシア語教育を施す学科であることを私たちは自負しています。

しかし、ロシア語学科での学びはロシア語の学習だけにとどまりません。1年生のうちからロシアのみならず、旧ソ連邦を構成していたウクライナ、ベラルーシ、中央アジア、コーカサス、バルト海沿岸の国々、東ヨーロッパや中央ヨーロッパと呼ばれる国々に関する文化・社会・歴史・政治・経済などについても学びます。大学後半の3-4年生では、大学1-2年生の時に身に付けたロシア語を駆使して自分自身で関心を持つ領域(言語・文学・文化・社会・歴史・政治・経済・翻訳など)についての学びを深めていきます。

こうしたロシア語学科での4年間の学びを経て、みなさんには日本におけるロシア・ユーラシア地域のスペシャリストとして巣立って行って欲しいと私たちは願っています。

Why ロシア語?

ロシア語を学ぶ理由

・一般論で言えば、6つある国連公用語のひとつだから。
・ユーラシア大陸の(北の方の)かなりの部分で通じる言葉だから。
・キリル文字という(読めそうで読めない)独特な文字を使う言語だから。
・バレエを留学して学ぶ人にとって大切な言葉だから。
・文学・音楽・演劇・絵画・映画・建築などの多様な文化を理解するための言葉だから。
・フィギュアスケート・新体操・アーティスティックスイミング・アイスホッケー・テニスなど強いスポーツ選手を応援できる言葉だから。
・ピロシキ・ボルシチ・ペリメニなど美味しい料理を楽しむための言葉だから。
・今の世界の情勢を踏まえて言えば、日本にとって重要な隣国の言葉だから。
・液化天然ガス輸入元第3位の国だから(2023年の統計に基づく)。
・軍事侵攻の後でも世間の関心が高まっている言葉だから。
・ロシア政府とロシア語はイコールではないし、ロシア政府とロシア人はイコールではないから。
・戦争はいつか終わる、そのときにきっと必要な言葉だから。