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メッセージ
ロシアという国は(良い意味でも悪い意味でも)興味深い、ロシア語という言葉は面白そうだ、そう思うのならば、是非ロシア語学科の門をたたいてみてください。ロシアの言葉や文化はロシア政府とイコールではありません。むしろロシア・ソ連の人たちは言葉や芸術などの文化で政治と戦ってきた歴史を持っています。現在はロシア政府の言論統制によって戦いが見えにくくなっていますが、確実にそれは存在していると私は信じています。見えない形でロシアの政府と戦っているロシアの人々・言葉・文化を私たちは見捨てるべきではありません。あなたも勇気をもってロシア語学科で私たちと共に学んでみませんか?私たちは歓迎します。
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主な専門分野
ロシア語の統語論、コロケーション、教育用のロシア語音声表記
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担当科目
基礎ロシア語Ⅰ(文法)
、基礎ロシア語ⅠI(講読)
、ロシア語学
、演習(ロシア語学)
、コーパス言語学と統計
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ゼミ(演習科目)
ロシア語学、つまりロシア語の言語学に関する演習科目を開講しています。ゼミ生の中には他のスラブ諸語(ウクライナ語・ポーランド語・ブルガリア語など)や旧ソ連邦の言語(カザフ語・エストニア語など)を研究対象とする人もいます。ロシア語と他の言語(日本語・英語・イタリア語・ペルシャ語など)との比較対照研究をする人もいます。ことばという観点から、「虹は何色だろう?」「単数形なのに複数を表すってどういうこと?」「能動態と受動態の中間である中動態って何?」「イラク人(男性)という名詞はあるのに、イラク人(女性)という名詞がないのはなぜ?」「ロシア語の方言とはどんなもの?」などなど、みんなで議論しています。