皆さん、こんにちは。学科教員の矢澤です。今年2025年は、旧ポルトガル領アフリカ諸国(アンゴラ、カボベルデ、ギニア・ビサウ、モザンビーク、サントメ・プリンシペ)のうち、ギニア・ビサウをのぞく4カ国が独立を果たしてからちょうど50周年にあたります。その最後を飾ったのがアンゴラで、その独立は1975年11月11日でした。
そこで、ポルトガル語学科では本学アジア文化研究所とともに、この節目の年に、旧ポルトガル領アフリカの独立が、それらアフリカ諸国はもちろんのこと、同じ言語圏に属するポルトガルやブラジルに与えた影響を振り返るとともに、その意味について半世紀を経たいま、あらためて問い直す講演会を企画しました。
独立記念日当日とはいきませんでしたが、その10日後の11月21日(金)に開催します。会場とオンラインのハイフレックスでの実施です。詳細は以下の通りです。
アフリカのみならず、ポルトガル、ブラジルに興味関心のあるポルトガル語学科を志望している受験生の皆さん、ご関心のある一般の皆さん、ぜひふるってご参加ください。
講演会詳細
旧ポルトガル領アフリカ独立の意味とは?
―半世紀を経たいま、ポルトガル語圏各地からあらためて考える
日時:2025年11月21日(金) 17:30~19:30
会場:上智大学四谷キャンパス 2号館309号室+オンラインのハイフレックス
お申し込み:会場参加は事前申し込み不要。
オンライン参加の方は11月19日(水)までに以下よりお申込みください。
https://forms.gle/wnTnNEbJqmtGsbQNA
11月20日にミーティング情報をお送りする予定です。
講演者:
市之瀬敦(上智大学 外国語学部ポルトガル語学科 教授)
「独立から50年―ギニア・ビサウとカボ・ベルデの現状が映し出すもの」
網中昭世(アジア経済研究所 地域研究センター アフリカ・ラテンアメリカ研究グループ長)
「モザンビークの国家建設―独立、民主主義と権威主義の狭間」
西脇靖洋(静岡芸術文化大学 文化政策学部国際文化学科 准教授)
「ポルトガルと旧アフリカ植民地諸国― 人の国際移動の観点から」
矢澤達宏(上智大学 外国語学部ポルトガル語学科 教授)※兼司会
「外からの黒人運動鼓舞と内からの人種主義告発― ブラジル社会にとっての旧ポルトガル領アフリカ」
開催趣旨:
旧ポルトガル領アフリカの独立は、当該アフリカ諸国はもちろんのこと、宗主国であったポルトガル、さらにはブラジルに対しても少なからぬ影響を与えた。ただ、半世紀という時が過ぎ、時代背景や国際環境も変わり、その意味合いは多かれ少なかれ変化しているのではないだろうか。アフリカ、ポルトガル、ブラジルから、半世紀前の独立がもたらした影響とその意味合いの変化について、あらためて問うことが本企画の趣旨である。
https://dept.sophia.ac.jp/is/iac/news/docs/news20251024_622101931.html
問い合わせ:
上智大学アジア文化研究所E-mail
i-asianc(アットマーク)sophia.ac.jp
(アットマーク)の箇所に@を入力してください。