こんにちは!ポルトガル語学科4年の早川 諄です。今回は、先日2日間にわたり開催された「第1回クリスマスパーティ」についてレポートします。

サン・ジョアン祭や大泉町ブラジル体感ツアーに続き、このクリスマスパーティも、ポルトガル語学科として今年初めて実施された学科行事の一つです。ポルトガル語学科事務の新井さん、そしてポルトガル語学科の先生方を中心に企画・運営され、2日間ともに40人近くの学生が参加しました。

当日のクリスマスパーティでは、様々な企画が行われました。
まず、ブラジル・ポルトガルのクリスマスソングを歌いました。ネーヴェス先生が中心となって歌ってくださり、学生も歌詞を見ながら一生懸命歌っている様子が印象的でした。「ジングルベル」や「きよしこの夜」など、日本でも聞きなじみのある楽曲のポルトガル語版を初めて聞く学生も多く、終始楽しそうな雰囲気に包まれていました。

Brigadeirãoやタピオカのスナック、Panetoneがずらり。共用室はパネトーネの香りに包まれました。
またパーティにはジアス先生手作りのBrigadeirão(ブラジルのチョコレートケーキ)やブラジルのクリスマスに欠かせないPanetone(パネトーネ)も振る舞われました。
さらに、田村先生によるアサイーの種を使用したクリスマスオーナメント作りのワークショップも開催され、多くの学生が興味を持って参加していました。
その他にも、先日行われたポルトガル語弁論大会に出場した学生の発表映像や、ポルトガル語劇の映像を視聴しました。様々な場所で活躍しているポルトガル語学科の学生の姿をみんなに共有することで、「来年は自分も挑戦してみたい」と感じた学生も多かったのではないかと思います。
これがアサイーの種です!
私はこの2日間、運営側として参加させていただきました。このクリスマスパーティを通して感じたのは、ただおいしいものを食べるだけの「楽しい」時間にとどまらず、日本にいながらブラジルやポルトガルの文化を体験できる貴重な機会であったということです。机に向かって学ぶだけが語学学習ではなく、実際の体験を通して楽しく学ぶことも、ポルトガル語学科ならではの学びの特徴の一つなのではないかと感じました。
新型コロナウィルスの影響により、これまで多くの制約がある中での学生生活が続いてきましたが、今年はこのように3つの新しい学科イベントを開催することができました。これにより、学年を越えた交流が生まれただけでなく、大学で学んだポルトガル語を活かして積極的に挑戦する学生の姿を見ることができ、学習意欲を高める良いきっかけにもなったのではないかと思います。

ポルトガル語のクリスマスソングを歌いました。
最後になりますが、このような貴重な機会を企画・開催してくださった先生方、ならびに学科事務の新井さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
学生一人ひとりが学びを深め、交流を広げることのできた今年の取り組みを通して、2026年もポルトガル語学科として、さらに充実した一年になっていくのではないかと感じました。

言語を学ぶことは、文法や単語を覚えるだけではありません。文化や歴史、そしてその国ならではの行事に触れることも、言語学習において非常に重要であると、今回のクリスマスパーティを通して改めて実感しました。