(2026年度オープンキャンパス外国語学部説明会 学生座談会より)
イスパニア語学科 岡田拓海 さん
① なぜ上智大学の外国語学部、自分の所属学科を選びましたか?
高校時代にラテンアメリカの植民地支配の歴史に興味を持ったことが、現在の学問的関心の出発点となりました。歴史的な支配構造が現代にも人種に基づく社会的格差として残っていることに強い問題意識を抱き、ラテンアメリカの現代社会を専門的に学びたいと考えるようになりました。地域研究を進める上では、現地の人々と直接話したり、一次資料にアクセスしたりするためのスペイン語の習得が不可欠であると考え、質の高い語学教育と充実した地域研究の双方に力を入れている上智大学外国語学部イスパニア語学科を志望しました。
②入学後どのような変化(意識、成長など)や発見がありましたか?
入学前は、自分が現地に赴いて国際支援に携われば、状況改善の一助になれるのではないかと考えていました。しかし、大学でラテンアメリカの政治・社会・歴史・経済などに関する授業を受ける中で、現地の課題は単純なものではなく、複雑で多様な要因が複雑に絡み合って生じていることを学びました。その結果、問題を個別の事象としてではなく構造的に捉える視点が身につき、現在は政治や法による権利保障・保護といった観点から社会問題を分析するようになりました。
また、語学面でも大きな成長を実感しています。留学経験はないものの、日常会話やスペイン語での接客を不自由なく行えるレベルにまで到達しました。実際に駅で困っているスペイン語話者に声をかけて道案内をしたり、アルバイト先で接客したスペイン人観光客と仲良くなり、後日一緒に出かけたりした経験もあります。スペイン語を学んだことで、それまで接点のなかった人々と直接コミュニケーションを取れるようになり、自分の世界や人間関係の幅が大きく広がったと感じています。
③ 研究テーマや留学、就職などについて教えてください。
研究テーマとしては、ラテンアメリカ諸国(特にメキシコ)の政治と先住民のかかわりを 掲げています。将来は、国内の大学院に進学し、卒業後は外務省専門職を志望しています。
また、現在体育会にも所属しており、主将を務めており、「鬼のイスパ」と言われる学科の勉強と体育会の活動を両立しています。
④さいごに、高校生に向けて、上智大学外国語学部の魅力を伝えてください。
上智大学の魅力は、多様な価値観や背景を持つ人々が集まり、それぞれの関心や目標を尊重しながら学べる環境にあると思います。自分の興味・関心をとことん追究することができるだけでなく、その過程で刺激を与え合える仲間とも出会うことができる。自分らしい生き方や将来像を模索しながら成長できる場所だと感じています。
また、外国語学部の魅力は、語学力だけでなく、その言語が使われる地域の歴史や文化、社会についても深く学べる点にあります。課題や試験は決して少なくありませんが、その分、熱心に指導してくださる先生方や、互いに励まし合いながら成長できる仲間に恵まれています。厳しさと温かさが両立した学習環境こそが、外国語学部の大きな魅力だと思います。