私は3年生の約10カ月間、ブラジルの首都であるブラジリアのブラジリア大学に留学しました。以下、留学動機・現地での生活・メッセージの3つに分けてお話します。
1.留学動機
留学を志したのは、2年生の春学期に履修した通訳の授業がきっかけです。当初は漠然と留学に興味を持っているだけでしたが、授業を通じてより高度な言語能力を身につけたいという思いが強まりました。特にポルトガル語のスピーキング力を向上させるためには実際にその言語が使われている環境に身を置くことが最善の方法だと思い、ブラジルへの留学を決意しました。
2.ブラジリアでの生活
留学当初は、想像以上に大変なことが多く、現地での生活に順応するのに苦労しました。授業や日常会話のスピードについていけず、言いたいことが伝わらないもどかしさを何度も経験しました。特に最初の1週間は友人に翻訳アプリを使わせてしまう機会が多く、将来への不安を感じることがありました。
大学では日本語学科開講の授業を中心に履修しました。授業では日本文化や文学に関するプレゼンを行い、日本語を学んでいる学生と意見を交わす機会が多くありました。特に仲良くなった友人と日本語とポルトガル語での会話練習を頻繁に行い、お互いの言語能力を高め合う日々が続きました。その結果、基礎ポルトガル語の授業では音読しかできなかった私のポルトガル語も、サッカーの試合中にチームメイトと言い合いができる程度には向上しました。
また、ブラジリアは計画都市として整備された広大な街で、リオやサンパウロのような観光名所は多くありません。週末はショッピングモールや自然公園で過ごすことが多く、最初は少し物足りなさを感じることもありました。しかし、その分友人とじっくり話す時間が増え、言語の練習や文化理解を深める貴重な機会となりました。
3.メッセージ
留学は単なる語学学習にとどまらず、新しい文化に触れ多様な価値観を学ぶ貴重な経験となります。治安が心配でブラジル留学に踏み出せない方も多くいると思います(私もその内の1人でした)。しかし「ブラジルは危ない」というイメージの裏には、ブラジル人の陽気さやおおらかさなど、実際に行ってみないと分からない魅力がたくさんあります。少しでもブラジルに興味がある方やポルトガル語をもっと話せるようになりたいと思っている方はぜひブラジルへの留学を検討してみてください。
S.M(ブラジリア大学)