こんにちは、イスパニア語学科4年の雨宮真凜です。現在はスペインのバレンシア(Universidad de Valencia)に留学をしています。
バレンシアといえば、オレンジやトマト祭りが有名だと思うのですが、実はパエリア発祥の地でもあるのです!(留学前にバレンシアに行くと友達に言ったら、バレンシアガ?と聞き返されましたが、その高級ブランド発祥ではないです…)天気も晴れが多く、ビーチもある。治安も比較的良く、そんなチルな都市最高じゃんと思って留学先に選びました。というわけで私の留学生活について少し紹介しようと思います。
ビーチからの朝日
まず、大学生活について。私の交換留学先であるバレンシア大学はそもそも母数が多いですが、留学生、特にエラスムスの数が多い印象。同じ授業にアジア人がおらず最初は怯えていましたが、そんな私でも友達はできたので、大丈夫。学科によるかもしれませんが、多くの授業がイスパニア語、英語、バレンシア語で開講されています。私は国際ビジネス学科に所属していて、マネジメントなどを主に学んでいます。授業はケーススタディを通じて学ぶことが多く、プレゼンテーションなどのグループ活動は頻繁に行われます。また、その学科に属していなくても空きがあれば他の学科の講義も履修することができます。語学学校に関して、バレンシア大学では大学内で語学の講義は開講されていないため、イスパニア語を学びたい場合同じキャンパス内にある語学学校(有料)に通う必要があります。私は秋学期だけ通いましたが、そこで新しい友達を作ることができて良い経験でした。立地について、私のキャンパスはビーチに近く、自転車で5分ちょっとで行けちゃいます。そのため、授業後にビーチバレーや日光浴をしに行く人も多いです。キャンパスの南側にはカフェやバルが多いので、開拓すると面白いです。
南米料理arepa(左上)、llaollaoというおすすめのヨーグルトアイス屋さん(右上)、スペイン料理tortilla de patatas(左下)、私イチ押しグルテンフリーのシリアル(右下)
次に、現地の雰囲気について。こっちの人はかなりクラブ好き。バレンシアに来て1週間後に人生初クラブに行きましたが、なんと集合が深夜2時でした。流石にキツかった私は10月以降1度もクラブには行ってません笑。また、スペインは日本に比べてお酒(特にワイン)が安く売られているのでピソで飲むことも多いです。
あと、祭り好き。何故か昼間によく花火が上がるし、毎月色々なお祭りがやっています。特に3月に行われるFallasは段違いに盛り上がります。街中にfalla(張子人形)が設置されるのですが、それぞれのfallaはただ芸術的なだけではなく、深い意味があるので解説を読むととても面白いです。友達曰くバレンシアで路上飲酒は禁止されているそうですが、この時期は多くのbotellón(ボトルを各自持ち寄って飲酒している人たち)がいました…笑
ここまで読んでなんか怖!って思った方、大丈夫です。他に魅力的な部分はたくさんあります。私も騒ぐタイプではないので。
まず、バレンシア市は生活しやすい街です。外国人が住みやすい世界の都市ランキングトップ3に入っています。市内にはビーチもあり、大きな公園も多く、欲しいものは基本的に手に入ります。どこに行くにも歩いて1時間以内なので移動しやすいです。また、若者はなんと交通機関が無料。円安はあるけど物価は安い。特に野菜や果物。カフェも至る所にあって安い。空港へのアクセスも良く、旅行する時もバルセロナやマドリードを経由しなくても様々な便が飛んでいます。とにかく、住みやすい街です!
Falla(左上)、映画制作の手伝い(右上)、ピソの猫(左下)、旧市街の景色(右下)
最後にアドバイス。基礎的なイスパニア語は身に付けておきましょう。特にこっちに来て私が苦労したのは聞く力。イスパニア語ネイティブのスピードに慣れておくことがとても大切です。また、日本の文化(特にアニメ)や歴史などの知識を入れておくこと。相手から質問されて「分からない」となるとそこで会話が止まってしまうので…。
このブログを書いている今も正直日本に帰りたくないと思っているほど私はここでの生活が大好きです。これを見て少しでもバレンシア、スペイン留学に興味をもっていただけたら幸いです。