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卒業生の声

2026.06.24

卒業生の声 VOL.21
日本通運(株)インド現地法人デリー支店勤務

上地虎太朗さん(2021年卒)
インド・ムンバイにて

Q:現在、どこでどのようなお仕事をしていますか?

日本通運という総合物流企業に勤務しています。
新卒入社後、航空輸出営業(主に半導体部材を担当)を経て、現在は海外業務研修制度でインド現地法人のデリー支店に勤務しています。
航空機・船・トラックなど様々な輸送手段を組み合わせて、所要日数・コスト・輸送品質等を鑑みて最適な輸送ルートをお客様に提案することが求められる仕事です。そのような数々の要素を考慮し、世界各国の関係各所と細部まで調整しながら輸送スキームを作りあげることが大変さであり、また醍醐味でもあります。また、各国の政策転換に伴う急な税関制度の変更・紛争等による燃油価格の高騰など、国際情勢の影響をもろに受ける業界ですので、振り回されることも多々ありますが、同時にダイナミックな世界でもあると思います。

Q: ロシア語学科で学んでよかったと思うことは何ですか?

ロシア語という語学スキルを身につけられたのはもちろんのこと、ロシア語圏という未知の世界を知ることができたことです。地理的条件や人々の顔立ちからして「欧米みたいな国」と捉えられがちなロシアですが(私は大学入学前はそのようなイメージを抱いていました)、辿ってきた歴史・人々のメンタリティ・社会事情等、大きく異なります。日本では、ロシア語圏に関する情報は欧米・アジア諸国のそれに比べたらまだまだ少ないので、授業は新しい発見の連続でした。同時に「自分は世界のことを全然知らない」と気づかされ、社会人になっても学び続ける姿勢に繋がっています。

Q: 在学中に一番印象に残っていることは何ですか?

授業・サークル活動とどれも良い思い出ですが、挙げるならばロシアのペトロザヴォーツクへの交換留学です。私はずっとテニスをやっており、留学中も絶対にしたいと思っていました。ただ、大学のテニス部・市内のテニスクラブ等はなく、授業で知り合ったロシア人学生に「テニスやっている人知らない?」と片っ端から声をかけるわらしべ長者を勉強そっちのけでやりました。その結果、ようやく市内のテニスコミュニティに繋いでもらい、練習に参加。夏には州大会にも出場させていただきました。(数々の名選手を輩出したテニス大国だけあり、全く太刀打ちできませんでしたが・・・)
右も左も分からないアウェーの状態で、泥臭くキーマンを探し出す粘り強さとチャレンジ精神は、この経験を機に身についたと思っており、今の仕事に強く活きています。また、テニスを通じたロシア人との交流で、文化・政治・その他様々な地元事情についての話を聞き、机上の勉強では学べない生の情報に多く触れることができたのも、思い出深い経験です。

Q: 後輩(受験を考えている高校生)へのメッセージ

現在の難しい情勢もあり、「ロシア語」という専攻に眉をひそめる人もいるかもしれません。ですが、好き嫌いは置いておいて、その国を知ることはとても重要なことです。目下の状況だからこそ、同地域に精通した人間の希少価値は高まっており、今こそロシア語を学ぶ好機なのではと思います。
ロシアとその周辺地域に興味ある方はもちろんのこと、何かの外国語を学びたい方・周囲と少し違ったことをやりたい方には、是非ロシア語学科の門を叩いてほしいと思います。

(所属は取材時のものです)