皆様こんにちは!上智大学イスパニア語学科の西口菜緒です。
2026年3月から約3ヶ月間、スペイン北部にあるラ・リオハ州の州都であるLogroño(ログローニョ)にあるラ・リオハ大学へ留学をしていました。ありがたいことに、現地大学の授業料と寮の費用を全額カバーする奨学金をいただき、貴重な経験をすることができました。はじめに、支えてくださった大学の先生方、家族、そして現地で出会えた皆様にとても感謝しています。
上智大学にはさまざまな留学制度がありますが、私は「休学留学」を選択しました。自分のペースで学び、生活をし、スペインの文化に深く向き合うことができたと思っています。
今回は、「スペイン留学って実態どうなの?」という疑問に答えるべく、私が過ごしたLogroñoでの生活について紹介したいと思います。そして、「安心して留学生活を楽しめそうだな」と感じてもらえたら嬉しいです。
ラ・リオハ大学(La Universidad de La Rioja)での学び
大学では、平日は毎日授業がありました。
午前中はイスパニア語の授業があり、午後は文化クラスが週2〜4回ありました。
文化クラスでは、
・スペインの歴史
・スペインの映画
・スペインの伝統的な遊び
について学びました。
クラスは15人ほどで韓国、中国、ドイツ、アメリカ、モロッコなど本当に多国籍でした。
「イスパニア語を学ぶ」のはもちろん、「イスパニア語を共通語として世界中の人と関わる」という感覚に近かったです。
特に印象的だったのは市内ツアーの授業です。自分たちで市内ツアーを企画し、実際に街を歩きながら、お互いに調べたことを発表しました。教室から飛び出し、街中そのものが学びの場になっていたことがとても新鮮で楽しかったです。特に、自分が紹介した Plaza del Mercado についての知識は決して忘れることはないでしょう。到着したばかりの私にとっては、街の歴史について深く知るとてもいい機会になりました。
また、先生方がLogroñoや周辺地域の伝統行事についても教えてくださったので、情報キャッチが遅い私でも、気がついたらイベントが終わっていた!なんてことはなく、たくさんの文化体験ができました。
Logroñoでは4月初旬にLas Fallas(ファジャス)というイベントがありました。Valenciaで3月に行われるとても有名な火祭りであるLas Fallasですが、スペインの各地に出張するというイベントを行なっており、2026年は幸運にもLogroñoがそれにあたっていたのです。写真にあるようなfallaと呼ばれる巨大な人形を飾り、夜に盛大に燃やすお祭りです。授業で背景や歴史を学んでいたからこそ、実際に見た時の感動が大きく、知識が新鮮なうちに体験できることは留学ならではの経験だと思います。
ログローニョってどんな街?
Logroñoは、スペイン北部にある落ち着いた街です。現地の学生が「スペインで一番安全な街だよ」と言っていたのですが、実際に生活をしてみて大袈裟ではないと思いました。夜に、友達とバルへ行くことが多かったですが、街灯も多く、比較的安心して歩ける雰囲気があります。
そして、私が特に驚いたことは、人の優しさです。道に迷ったり、スーパーで困っていたりした時に、私の拙い言葉でも最後まで聞いてくださり、丁寧に教えてくださいました。慣れないことが多い現地生活の中で何回も優しさに救われました。
街のサイズ感もちょうど良く、徒歩で生活がしやすいです。大学、カフェ、バル、公園などがどれも近くにあることも、Logroñoの好きなところです。
バル?ピンチョス?お酒?ここでは食べることしか考えられない!
Logroñoにある有名な場所といえばやはり、Calle Laurelです。沢山のバルがあるとても有名な通りで、さまざまな種類のピンチョスを体験することができます。特におすすめしたいのは、
・チャンピニョネス(マッシュルーム)
・パタタス・ブラバス(ピリ辛ソースのかかったポテトフライ)
・ベーコンフライ
です。
また、ラ・リオハはワインが有名です。ペットボトルの水より安いと言われるほど沢山生産されています。私のお気に入りは、ビールをレモンで割ったlimón con cervezaです。とてもスッキリしていて、お酒が苦手な私でも楽しむことができました。また、モストというノンアルコールの葡萄の飲み物もおすすめです。
さらに、チーズケーキのお店が沢山あり、食べ比べをするのがとても楽しかったです。1ユーロで食べられるチーズケーキのお店はとても有名で美味しかったです。
カフェ好きには天国
Logroñoにはおしゃれなカフェが沢山あります。私が毎日のように行っていたのは、リンゴケーキが特に美味しいカフェです。友達と勉強をするために通い詰めていました。スペインはカフェ文化があり、学生から家族、マダムまで楽しそうにおしゃべりをしています。café con leche(カフェラテ)は値段を見ないで頼んでも怖くないほどに、とても一般的な飲み物です。
他にも、内装がメルヘンチックで可愛いカフェや沢山の種類のデザートがどれも美味しいカフェなど、お気に入りのカフェが沢山あります。おしゃれに勉強を楽しむことができて毎日モチベーションが高まっていました。
日本食が恋しくなっても大丈夫
留学で心配なことの一つが食事面だと思います。しかし、Logroñoにはアジア系スーパーがあるので、日本食が恋しくなっても安心です。最近は、新しく大きなお店もできて、とても便利になりました。カップラーメンや調味料、馴染みのあるお菓子や、飲み物まで種類豊富に揃っているので困ることはありませんでした。
プチ旅行にも最適
スペイン各地へのアクセスがとてもよく、週末や連休に気軽に他の地域へ遊びに行くことができました。大都市のマドリードやバルセロナへは、バスで約4時間、パンプローナやビルバオへは1〜2時間ほどで行くことができます。そのため、セマナサンタ(聖週間)の時期には、車で約30分のCalahorraへ行き、伝統的な行列を見ることができました。
Logroñoでの生活は、大都市のような派手さはありませんが、その分、日常生活が心地よく、とても毎日が濃かったです。留学前は、完璧に話せるわけではないし、知り合いもいない中で馴染めるかとても不安でした。しかし、人の優しさや現地文化に触れ、「安心して暮らせる街」であることに救われました。また、街に出ると授業で学んだことがそのまま体験につながることが魅力的でした。机に向かうだけでなく、毎日の生活そのものが学びにつながっていました。Logroñoでの生活は私の人生に大きな影響をもたらしてくれました。
もしこのブログを読んでくださった方の中に
・留学をしてみたい
・安全な環境で生活をしてみたい
・文化を深く体験してみたい
という方がいれば、Logroñoを選択肢の一つに入れてくれると嬉しく思います。
最後に、ここまで読んでくださりありがとうございます。
一つでも多く、Logroñoの魅力が伝わっていたら嬉しいです。
¡Muchas gracias!