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ロシア・ユーラシア研究コース紹介

ロシア・ユーラシア研究へのいざない

 ロシア・ユーラシアについて高いレベルで専門的かつ総合的に学ぶことのできる大学といえば、上智大学外国語学部をおいてほかにはありません。ロシア・ユーラシア研究コースでは、高度なロシア語の運用能力を基礎に、ロシア・ユーラシア地域、すなわちロシアをはじめとする旧ソ連地域の、①国ないしサブリージョンに関わる事象、②ロシア・ユーラシア地域全域に関わる事象、③ロシア・ユーラシア地域の国またはサブリージョン間の関係および比較に関わる事象、を研究することを目的としています。ソ連崩壊後の混乱から立ち直り、未曾有の経済発展を遂げているロシアを中心とするロシア・ユーラシア地域の歴史・政治・経済・社会に精通し、ロシア・ユーラシア地域の人々の文化や精神性を理解し、とくに、日本とロシア・ユーラシア地域、世界との関係を自ら積極的に構築できる人材を育成し、優れた実務家、ロシア・ユーラシア地域研究の専門家を輩出することを目指しています。

ロシア・ユーラシア研究コースの教育・研究上の理念

(1)ロシア・ユーラシア地域に関する豊かな知見を有し、さまざまな価値観をもった人々、さまざまな 特質をもった社会と、柔軟な姿勢で向き合うことができること。
(2)ロシア・ユーラシア地域の歴史、政治、経済、社会、文化などを幅広く学び、教養を深めること。
(3)ロシア・ユーラシア地域に関わる事象について、ロシア語を中心とする高度な外国語運用能力に基づく的確な調査、分析、考察を行うこと。
(4)ロシア・ユーラシア地域を内在的に理解することができるとともに、普遍的でグローバルな視点からロシア・ユーラシア地域を客観的、批判的に考察することができること。

ロシア・ユーラシア研究コースのカリキュラム

ロシア・ユーラシア研究コースは、導入科目、コア科目、演習科目から構成されています。

導入科目

本研究コースを選択する学生にはまず、1年次から「導入科目」を履修することが求められます。ロシア・ユーラシア地域の研究にあたって最低限必要な基礎的知識を学ぶための「導入科目」が複数用意されています。


<科目例>
「ロシア・ユーラシア地域研究入門」「ロシア・ユーラシア文化入門」

コア科目

 「導入科目」を通して築いた研究のための基盤のうえに、さまざまな分野のより高度で専門的な知識を積み上げていくのが、2年次から履修する「コア科目」です。本研究コースでは、「人文科学系科目」、「社会科学系科目」、の2つの系列で科目が開講されています。ロシア・ユーラシア地域に関する多彩で充実した科目群の中から自分の関心の在り方に従って履修していく中で、視野を広げると同時に、卒業論文につながる各自の研究テーマを絞り込んでいきます。


<科目例>
「ロシア芸術」「ロシア政治・外交」
「ロシア・ユーラシアの国際関係」
「ロシア・ユーラシア経済概論」

演習科目

 3、4年次で履修する「演習科目」では、教員から知識を得るという受動的な学習ではなく、各自が問題意識をもってテーマを設定し、それについての文献の収集と解読、実地調査などを行い、その結果に分析、考察を加えて、卒業論文にまとめていきます。外国語の運用能力を駆使しつつ、研究コースでの研究をひとつの成果として結実させる、まさに大学生活の集大成の場です。ロシア・ユーラシア研究コースで提供される「演習科目」は、「コア科目」と同様、「人文科学系科目」、「社会科学系科目」の系列からなり、ロシア語学科に所属する8人の教員が担当しています。


<科目例>
「演習(ロシア語学)」「演習(ロシア社会)」「演習(ロシア政治・外交)」
「演習(ロシア経済)」

科目

履修年次科目名
導入科目1~4ロシア・ユーラシア文化入門1/2
ロシア・ユーラシア地域研究入門1/2
中東欧地域研究入門
中央アジア地域研究入門
コース共通導入科目
コア科目人文科学系科目
2~4ロシア語史
ロシア史1/2
ロシア芸術(音楽)A/B
ロシア演劇A
ロシア文学
ロシア・スラブ対照言語学
3・4ロシア演劇B-1/B-2
ロシア語原書講読1/2
現代ロシア語研究1A/1B/2A/2B
ロシア語文献研究B-1A/B-1B
ロシア語学
社会科学系科目
2~4ロシア政治・外交A-1/A-2/B
ロシア・ユーラシア経済概論/経済特論
ロシア・ユーラシアの国際関係A/B
3・4ロシア語文献研究A-1/A-2
演習科目3・4演習(ロシア語教育)1/2
演習(ロシア語学)1/2
演習(スラブ言語文化)1/2
演習(ロシア語通訳・翻訳研究)1/2
演習(ロシア政治・外交)1/2
演習(ロシア経済)1/2
演習(ロシア社会)1/2
演習(ロシア史)1/2
4卒業論文・卒業研究

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