専門は北アフリカ、とくにチュニジアとエジプトの社会開発やマイグレーション、環境などですが、フランス語圏の中東アフリカ全般にも関心をもっています。フランス語圏の中東やアフリカにおける現代の諸問題や事象を探求したい方を歓迎します
私の専門は、現在の社会問題を哲学史と美術史の両面から研究することです。現在起きている問題が、過去の時代の哲学者や芸術家たちによってどのように取り組まれてきたか、また、これらの問題に対する哲学的な対応が、同時に美術のそれとどのように対応してきたかを示そうとしています。好奇心を持ち続け、もっと知りたいと思う気持ちを失わないこと!
フランス外交を中心とする国際関係学を専門としています。国際舞台におけるフランスの振舞いを現代史・フランス政治・ヨーロッパ統合などから複合的に説明しようとする研究分野です。フランス政治やフランス外交に興味のある皆さんが、国際的課題や時事問題について共に意見交換できる場を提供したいと思っています。
異文化と他言語に接することは、努力と自己否定を必要とする素晴らしくも辛い経験ですが、それと引き換えに新しい世界への窓を提供してくれます。私は研究を通じて、政治思想としての日本の立憲主義研究に取り組み、法と社会と国家の関係について考えるためのツールの宝庫を発見しました。今日、私が日本とフランスの政治を比較する軸にますます関心を寄せています。ソフィアの学生たちがフランスをより深く理解したいと願う気持ちと、私自身が日本をより深く理解したいと思う気持ちを結びつけるには、学問的にも人間的にも進歩するよう、一緒に学ぶのが一番だと思うからです。
フランス語を駆使してさまざまな専門分野の研究ができる。これがフランス語学科の特長です。日本語や英語だけではアクセスできない史資料を渉猟しながら、通常の学部・学科では難しい高度な研究も可能です。僕個人は研究を始めた頃から「国民国家」や「ナショナル・アイデンティティ」に関心があり、だからこそフランス革命や植民地主義の研究を重ねてきました。こうしたテーマはもちろんですが、フランスや、カリブ海、アフリカ、インド洋や太平洋に広がるフランス語圏地域の文化、政治、社会の諸現象を、歴史学という学問の方法を駆使しつつ、特にフランス語の文献や映像資料を使いながら深く探究してみたい人を歓迎します。
私の専門は言語学です。特に母語であるフランス語と外国語として習得した日本語を研究してきました。言語について考える面白さを皆さんと共有したいと思います。
フランス語で文法や語彙、発音の面で正確な文を発することができたとしても、その文を相手の文化では「どの場面で」「誰に」「どのように」使うべきかを理解していなければ、意図せず無礼な印象を与えたり、逆に相手に対して否定的なイメージを抱くなどの誤解が生じかねません。異文化間の違いは相槌や視線など、普段あまり意識しない細かな部分にも潜んでいます。フランス語と日本語を中心に異文化間コミュニケーションにおいて誤解しやすい、あるいは誤解されやすい側面についていっしょに考えてみませんか。
専門は社会学、社会政策論、比較福祉国家研究です。特にケアと労働、ジェンダーの関係に関心があります。最近はエリート女性の日仏比較に関心テーマを広げました。ジャーナリスト出身のため、メディアと報道についても高い関心を持ちます。 学生のみなさんとの議論から、若者の視点について学ぶことも多々あります。これらのテーマに関心のある方、お待ちしています。
私は日本とヨーロッパの経済の比較に重点を置いて研究しています。自著の『日本の経験の教訓』では、1990年代の失われた10年からアベノミクスまでの日本の日本の経済政策について取り上げました。現在、高齢化がヨーロッパと日本の経済に及ぼす影響と、この共通の課題に対処するために実施されている政策に関心を持っており、来年このテーマについて取り上げるJournal of the Economics of Ageingの特集号では編集者を務めます。