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留学BLOG

2025.04.22

素敵な出会いに恵まれた半年間

Hallo!9月からベルリン自由大学に留学しています、ドイツ語学科2年の福井咲羽です。留学先での大学でのテストが終わり、帰国への準備とともに最終試験に向けて改めて気を引き締めているところです。

私が留学先としてベルリンを選んだ理由は、ベルリンは他のドイツの都市と比べてたくさん歴史が残っており、それらを実感したかったからです。実際に私が期待していた通り、ベルリンの壁の一部が街のいたるところに残っていました。そして第二次世界大戦下から冷戦後までの歴史を忘れないための博物館もたくさんありました。

大学では授業が始まる前に行われる事前語学コース(Vorkurs)を取り、学期中には週に2回のドイツ語の授業、発音の授業、そして留学生用に開講されている英語の授業を取りました。Vorkursの授業は主に留学生たちが取っているため、様々な国からの人と関わることができました。学期中の授業は留学生のみならず、大学で正規生として勉強している人たちとも関わることができて、長い間ベルリンに住んでいる分、おすすめのカフェやレストラン、コンサートのチケットを安く買える方法などを教えてくれました。彼らのおかげでよりベルリンに詳しくなることができました。なかでも最も興味深いことはその授業に集まっている人たちの唯一の共通点はドイツ語を勉強しているということです。ドイツ語を勉強するためにできた授業であるため、クラスメート人たちが勉強していることや彼らの異なるバックグラウンドを知ることは自分の中で新しい世界が開いた感覚がありました。

ドイツ語の授業のクラスメートと

また、大学には日本語学科があるため、月に一度日本語学科で勉強している学生と留学生として来ている日本人たちが集まるパーティーがありました。日本語を勉強しているドイツ人と友達になれるのはもちろん、日本人の人たちとも友達になることができました。留学に来たからには日本人たちと極力関わりたくないと考えている人も多いと思いますが、年齢や環境を超えて新たな人たちと出会うことができる機会は貴重であると思います。ここに集まっている日本人もまた様々なバックグラウンドや考え方をもっている人たちばかりであったため、彼らとの会話も私にとって刺激的でした。私はこの日本語学科が行っているバディ制度を利用して2人の日本語を勉強している生徒と友達になることができました。幸いなことに気が合い、ほとんど毎週ベルリンのおすすめのカフェやレストランに一緒に行きました。

 

ハディの子と一緒に日本食を食べに行ったとき

 

雪の日の大学前にて

最後に、私はこの留学を通して、人との出会いを大切にしたいという気持ちが強くなりました。半年という短い期間だからこそ出会える人の数や関わりをさらに深くできる機会は圧倒的に少ないです。私自身大学で巡り合えた友達との時間の貴重さに留学が終わる今になって気づきました。いきなり異国の地に来て、異文化の人たちと関わることは最初はハードルが高く感じたものの、あなたともっと仲良くなりたいと思って親しくしてくれる優しさはどこの国においても変わりません。新しい人と出会えることの喜びをもう少し早く気づきたかったですが、留学中に気づくことができてよかったです。この学びはこの先での大切な価値観の一つにしていきたいです。


福井咲羽